2022/10/28 11:33

イラストレーターを自称している僕ですが、まだまだ知識不足なところも否めません。今の世の中YouTubeがあるおかげで無料で様々な知識を得ることができます。無料と言えどそこらの教材本より詳しく解説されていたりもして、なかなか侮れません。無料が有料に劣るところと言えば、プロによる添削サービスでしょうか。添削を無料でYouTubeで公開されている先生もおられますが、こちらが欲しいタイミングで正しい添削をもらうとなると有料に軍配があがります。


さて、そうしてYouTubeで調べる中で知ったことなのですが、どうやら左脳を主軸で使う人と右脳を主軸で使う人では得意なイラストが違うようです。左脳タイプは少ない情報をじっくり正確に処理するのが得意で、素材イラストを描く上では欠かせない能力です。一方右脳タイプは多い情報を素早く大雑把に処理するのが得意で、例えば背景のある一枚絵などは右脳が得意です。さて、どっちが有利かという話ではなく両方必要なのですが、僕が描きたいイラストは右脳タイプに寄っているようです。しかし残念ながら僕は左脳タイプです。左脳タイプの弱点は、まず形をしっかり取ってからディティールにこだわろうとするところであり、部分ごとに一気に細かく描こうとしてしまうところです。これをすると時間がかかりますし、部分ごとに詳細度が違ったり描き方が違ったりしてちぐはぐな印象を与えたりします(情報密度に変化をつけることで視線誘導をする方法もありますがそれはまた今度)。また、雲や木といった背景は形を正確に取れないことが多く、外形から取ろうとすると失敗することが多いので大雑把に形を取って整えていくのが一般的な描き方なのですが、左脳派はそれが苦手です。

とはいえ、これは一朝一夕でどうにかなるという話でもなく、書いていくうちに自然と右脳も使えるようになっていくよ、という話です。つまり継続して書くのが大事ということ。なんでもそうですが、継続しないとその力は徐々に衰えていきます。まあ僕が右脳も左脳も使えるようになるのはまだ当面先なのでしばらくは今できることを武器に戦いましょう